山に興味を持ったのは、小学校4年生くらいの時。
社宅の隣のおじさんが山をやる人で、遊びにいってて、ハーケンやザイルと言ったロッククライミングの道具見せてもらうのがとても楽しかった。
ある時いつものようにいろいろ山の道具をひっぱりだして「あれ何」「これ何」と教えてもらっている時、押入れの一番奥にあるシュラフを見つけ引っ張り出した・・・・とたんに、やさしいおじちゃんの顔つきがかわり・・・「頼むからそれはださないでおいて」
なんだか、すごく悪い事をしたみたいで、すぐに元に戻そうとすると。
「いや・・・やっぱり見せてあげよう」
開いたシュラフには、真っ黒いしみがついていました。
そのシュラフは滑落して死亡した山仲間を包んでおろしたシュラフなのだと・・・・。
山登りはしない・・・と、心トラウマになりました。